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住み心地

断熱性 遮音性能 光熱費


■断熱性能1

 7月29日。エアコンの取り付け業者が来宅した。主寝室と書斎に、マンションで使用していたエアコンを取り付けるためである。まず、主寝室に案内した。業者の方は、勾配天井を見て「うぁ〜。これは光熱費がかかりますよ。」と言われた。主寝室に取り付ける予定のエアコンを指示したところ、「申し訳ないけど、このエアコンの能力ではこの部屋は十分冷えないかも知れませんよ。」と言われた。部屋の容積がかなり大きいので、6畳用のエアコンでは無理かも知れない。しかし、今から買い換える訳にもいかないので、そのまま取り付けてもらうことにした。
 話し好きの方らしく、色々な話を伺った。仕事柄、家の壁に穴を開ける作業をするので、壁の中の状態から、ハウスメーカや工務店の仕事ぶりが分かるそうである。中にはひどい建物もあり、筋交いが入っているべきところに入っていなかったり、断熱材が家の半分程度にも入っていなかったりしたこともあったそうだ。
 主寝室の取り付けが完了したので、試運転をした。運転を開始してから5分くらいすると寒さを感じる位かなり冷えた。業者の方も「あれ?かなり冷えますね。思ったよりエアコンの性能がいいのかね?」と怪訝そうに言っていた。エアコンの性能はそれほど高くないのだが、部屋の断熱性が高いからかも知れない。また、主寝室は真空ガラスを使用しているので、それも多少効いているのかも知れない。
 主寝室のつぎに、書斎のエアコンを取り付けてもらった。W筋交いが入っている壁に取り付けるので、筋交いを避けながら慎重に作業してもらった。相当に慎重に作業されるのでかなり時間がかかった。2時に来宅されて、作業が完了したのは、7時半頃であった。
 取り付けが完了したので試運転をした。書斎のエアコンは、主寝室のそれよりも古く、また、性能もよくないので、冷えるか不安であったが、十分だった。書斎は、防音のためにインプラスを付加して3重ガラスとなっており、また、間仕切り壁にもグラスウールを充填してあるので、断熱性は寝室以上に高いことが効いているようだ。
 帰りがけに、「うちのつくりはどうですか?」と聞いてみた。「お客さん戸建ては1軒目?」「そうですが・・・。」「なら最初からラッキーだったね。すごくしっかりしているよ。」と言われた。



断熱性能2

 最近、暑い日が続いている。1階はリビングに5kWの出力のエアコンを1台付けているが、これだけでLDKと和室の全て(約23畳)を冷房することができる。エアコンの性能も高いのだが、やはり断熱性が高いことが奏効しているのかも知れない。
 一方、2階は、昼間は熱がこもってかなり暑い。断熱材は、熱抵抗が高い素材でできているので、「暖まりにくく、冷めにくい」。夜中の11時頃に天井裏を覗いてみたことがあるが、その時間でもかなり熱がこもっている。しかし、エアコンの電源を入れると、すぐに冷える。また、暫くエアコンを運転して、部屋を十分に冷やすと、かなり長い間、冷気が残っている。冬の状況が分からないので、直ちに判断することはできないが、これらの状況から考えると、断熱性は十分に高いのではないだろうか。



■遮音性能
 書斎は防音性能を高めているので、どれだけ効果があるか、試してみた。夜中にかなり大きめの音で音楽をかけて外に出てみた。マンションであれば、間違いなく苦情がでる音量である。ちなみにスピーカは、2日前に届いたパイオニアのS−A77TBである。1本40kg近くあるので、2階まで運び上げるのに苦労した。

 屋外に出てみると、音は殆ど聞こえない。遮音性能はかなり高いようだ。GOPHERは、コアな音楽を聴くので、外に音が漏れるとまずいが、これなら安心して聴ける。うれしくなって、色々なCDを聴いた。
 一方、S−A77TBは、音のバランスがかなり優れていると思う。実は、購入する際には、ビクターのSX−LT55MK2とどちらにするか迷った。ステレオ誌等では、SX−LT55MK2の評価の方が圧倒的に高い。しかし、実際に聞いてみると、音のバランスが良いのと、聞き疲れしないので、パイオニアにした。声楽や器楽曲を聞くと、やはり選択は間違っていなかったと思う。

 ついでに、部屋の音響特性も測定してみた。下の図の赤線が部屋の伝達特性(に近い特性)を示している。20Hz〜20KHzでサイン波をスイープした信号をスピーカから出力し、それをマイクで拾って出力信号レベルをグラフ化したものである。標準マイクと、標準スピーカを使っている訳ではないので、厳密な意味での「部屋の音響特性」ではないが・・・。ちなみに、緑色はノイズである。低域でのノイズレベルが高いのは、パソコン(自作)と、エアコンの動作音の影響であると思われる。パソコンは、安物のHDDファンを付けているので、その影響が大きい。静音仕様にしないと音楽どころではない(笑)。
 この図に示すように、伝達特性は、多少のアバレはあるものの、そこそこフラットな特性となっている。なお、75Hzにピークがある。聴感上も共振していることが聞き取れる。なお、それ以上の周波数でもピークはいくつか存在するが、マイクとスピーカの特性の影響もあるので、部屋の特性であるとは断定できない。



 ところで、部屋の固有の共振周波数は、以下の式で求められる。GOPHERの書斎では、L=4.55m、W=2.73m、H=2.4mである。また、音速c=340m/sとして計算した。



,n,n 周波数(Hz)
100 37.4Hz
010 62.3Hz
001 70.8Hz
110 72.6Hz
101 80.1Hz
011 94.3Hz
111 101Hz
200 74.7Hz
020 125Hz

 以上の計算から、70Hz前後に、共振周波数が集中しているので、それが75Hz付近の共振の原因と思われる。ただ、GOPHERは、室内楽や器楽曲を聴くことが多いので、70Hzの共振が聴感上問題になることはあまりないかも知れない。



■光熱費

 8月28日。電気代の請求書が届いた。7月28日に引っ越してから28日間の電気代の請求である。請求額は10,418円であった。オール電化にしているので、IHクッキングヒータとエコキュートの電気代も含まれている。内訳は、以下の通りだ。

内訳 金額
基本料金 1,160円


昼間料金 136kwh 4,088円
朝晩料金 201kwh 4,080円
夜間料金 158kwh 1,106円
燃料費調整 0円
全電化・機器割引額 512円
消費税等相当額 496円
合計 10,418円

 なお、契約の種類は、「電化上手」だ。時間帯毎の電気代は以下の通りだ。

時間帯 電気代(1kwh)
7:00〜10:00(朝晩) 20.30円
10:00〜17:00(昼間) 夏季:30.05円
その他:25.20円
17:00〜23:00(朝晩) 20.30円
23:00〜7:00(夜間) 7.00円

 上の2つの表を見ると、エコキュートを使用している夜間の時間帯の電気の使用量は、158kwhであり、電気代は1,106円であるのでかなり安い。ちなみに、エコキュートの使用量は、平均して1日220リットル程度(40度のお湯での給湯量)である。エコキュートのタンクの容量は460リットルだが、90度近いお湯を沸かすため、40度近くに薄めると1,000リットル近い給湯が可能になる。そのうちの約220リットルを使用している計算だ。

 昼間の時間帯(10:00〜17:00)は、使用量が136kwhとなっている。これは意外だ。昼間は暑かったので、1階の15畳用のエアコンをほとんど付けっぱなしの状態で、LDK+和室の約23畳を冷房していた。にも拘わらず、この請求額である。

 最も意外だったのは、朝晩の時間帯(7:00〜10:00&17:00〜23:00)である。一番使っていないと思われるこの時間帯の電力の使用量が一番多い。おそらく、この時間帯に、IHクッキングヒータを使用するためと、GOPHERが帰宅して書斎の古いエアコン(効率が悪い)を使用するためではないだろうか。なお、これら以外に思い当たるのは、設置当初、エコキュートの学習が十分でないために、この時間帯にお湯を沸かしていたことである。つまり、エコキュートは過去7日間の使用履歴に基づいてお湯を沸かす時間帯、量、および、温度を決めている。28日に引っ越してから最初の1週間は、履歴が作成されていないため、お風呂に入った直後(朝晩の時間帯)にお湯を沸かしていたようだ。最近では、履歴が作成されたので、昼間はお湯を沸かすことはなく、夜間の時間帯の最後(朝方)に沸かしているようだ。お湯が冷めることも計算に入れているのかもしれない。また、460リットルの全量を沸かすのではなく、必要量だけを沸かしているようだ。

 マンションで生活していた当時は、ガスで給湯していたが、夏は、ガス代が4,000円程度で、電気代が10,000円程度であったので、それに比べるとトータルでは安くなっている。ちなみにマンションの延べ床面積は70平米弱であったので、50平米程度増えて光熱費が減っているので、まずまずではないか。「朝晩の時間帯」の使用量を工夫して減らせば、もう少し節電できる可能性は高い。



■光熱費2

 9月28日。9月分の電気代の請求書が届いた。8月25日〜9月26日の33日間の電気代の請求書である。請求額は9,494円であった。前にも書いたように、オール電化にしているので、IHクッキングヒータとエコキュートの電気代も含まれている。内訳は、以下の通りだ。

内訳 金額
基本料金 1,200円


昼間料金 112kwh 3,365円
朝晩料金 191kwh 3,877円
夜間料金 166kwh 1,162円
燃料費調整 0円
全電化・機器割引額 512円
口座振替割引額 50円
消費税等相当額 452円
合計 9,494円


 前回は28日間、今回は33日間の請求額であるので、比較のために今回分を28日分に換算しなおすと以下のようになる。なお、右端は前回分の電気料金である。

内訳 金額 前回分


昼間料金 95kwh 2,855円 4,088円
朝晩料金 162kwh 3,290円 4,080円
夜間料金 141kwh 986円 1,106円
合計 7,131円 9,274円

 以上から、前回分に比べて全ての時間帯で使用量が減っている。これは、前回は24時間ぶっ続けでエアコンを使用していたが、今回はほとんど使用していないので、それが影響していると思われる。なお、エコキュートの使用量は、前回は40度での平均給湯量が1日平均230リットルであったが、今回は250リットル程度に増えているにも拘わらず、使用電力量は減っている。これは、エコキュートの学習が進んで、動作に無駄がなくなったことに起因しているのではないかと推測される。

 今回は33日間の電気代であるので、1ヶ月(約30日)に単純に換算すると、約8,600円程度となる。マンションで生活していた同じ時期の光熱費(電気代+ガス代)と比較すると、安くなっていると思う。

 ただ、前回と同様、朝晩料金が少し高いようだ。朝晩料金とは、7:00〜10:00と、17:00〜23:00の時間帯の使用料金である。前にも書いたように、この時間帯で使用していて、電気代がかかりそうなものは、IHクッキングヒータと、GOPHERのエアコンである。今回は、エアコンはあまり使っていないので、原因はIHクッキングヒータかもしれない。なお、これ以外で考えられるのは、掃除機がある。掃除機は消費電力がかなり大きい(1kw近くある)し、GOPHERの妻はかなり長い時間(1時間程度)掃除機を使う。しかし、深夜に掃除する訳にもいかないので、仕方がないかもしれない・・・。




■断熱性能3

 新居で初めての冬を迎えた。上にも書いたように、書斎は遮音性を高めるために窓にインプラスを採用しているが、これが断熱性も高めているようだ。外気温があまり低くない日は、エアコンで部屋を一旦暖めると、エアコンを切った後も、パソコンが発生する熱だけで室温が長い時間一定に保たれる。

 パソコンの消費電力は、ディスプレイと合わせるとおそらく200〜250W程度だろう。書斎のQ値は、計算した訳ではないが、1.5前後ではないだろうか。Q値がこれくらいであれば、外気との気温差が15度前後の場合には、200〜250W程度の熱源があれば、熱的な平衡状態になると考えられる。つまり、室外に逃げていく熱量と、パソコンから発生する熱とがほぼ同じ状態となる。

 インプラスがあると、内側と外側のサッシを2度操作する必要があるので、窓の開け閉めは面倒だが、断熱性と防音性能はかなり高まると思う。なにしろ、外側のサッシはペアガラスなので、3重ガラスの状態となるからだ。寒いのは嫌だという人にはインプラスはお勧めかもしれない。









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